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発泡スチロールはどのような分野で活用されているの?

質問 毎年恒例の子どもの夏休みの宿題を手伝っていると、今回は自由課題として工作を選んで、発泡スチロールをリサイクルしてロボットを作り、色を塗って提出するという難題を突き付けられました。
もちろん、手伝いはするけど自分が主体となって作業しなければいけないことは約束させて、生まれて初めて発泡スチロールと向き合うことになりました。
どうして工作の材料に発泡スチロールを選んだのか子どもに尋ねてみると、学校で発泡スチロールにはいろいろな特徴があって、広い分野で利用されていることを知ったからという答えが返ってきました。
それを聞いて発泡スチロールに興味が沸いたのですが、発泡スチロールの主な特性や使用されている分野について教えて欲しいです。
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海外では建材分野で大活躍しています

発泡スチロールは98%が空気で作られているため、軽いという大きな特徴があり、その特性を活かして断熱性や緩衝性の機能を持つ製品をつくることができます。また、材料費が安価で、形成が容易にできることも特徴です。
発泡スチロールは発泡ビーズの集合体であり、この発泡ビーズは小さな空気の部屋で構成されています。独立気泡内では空気の対流が少ないので、熱が伝わりにくくなり高い断熱性を発揮できることになるのです。
発泡スチロールは製品のほとんどが空気です。原料はその数十分の一に過ぎないため、あらゆる面でコストを抑えられるのです。
緩衝材分野においては、家電や精密機械の梱包材としてかなり昔から活用されています。日本では緩衝材として有名な発泡スチロールですが、アメリカなどの海外では、建材分野で広く活躍しています。
建材部門では、住宅の断熱材として主に利用されていて、省エネやCO2削減にも絶大な効果をもたらすことができます。近年では地球環境負荷低減の観点からの断熱建材活用に注目が集まっています。
発泡スチロールは、農業・水産分野でも活用されています。
1960年代には木箱が主流でしたが、野菜や鮮魚などを入れる容器を発泡スチロールに変えると、断熱性や軽量性を備える容器のニーズは一気に高まり、今では当たり前のように発泡スチロールが選ばれています。
発泡スチロールは土木分野でも活躍しています。
1985年に発泡スチロールブロックを土木用として使うEPS工法がノルウェーから導入され、従来の土木工事の常識を打ち破る画期的なものとなりました。弱地盤上の盛土や拡幅、擁壁の裏込めなどへの利用も広まっています。

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