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Q

発泡スチロールにはどんな種類があるの?

質問 これまでプライベートではいろいろなところで発泡スチロールと触れ合ってきてきましたが、これから仕事で利用することになり発泡スチロールのことについて勉強を始めたところです。
主として容器に使用する予定ですが、その他にもどんなものに利用できるか知りたいので、発泡スチロールにはどんな種類があるか教えてください。
それと、事業で使用した発泡スチロールはどのようにして処分すればよいかも知りたいので、それも含めてご回答いただけますよう、よろしくお願いいたします。

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大きく分けると3つの種類が存在します

発泡スチロールには大きく分けると3つの種類が存在します。
一つ目は「発泡ポリスチレン」で、主に魚箱や梱包材、食品トレイ、建材などに使用されています。
この中でも魚箱や梱包材にはビーズ法発泡スチロール (EPS)が使用されていることが多く、膨らんだ発泡ビーズがくっついてできた素材です。断面には小さな粒々が見え、この製法で作られた発泡スチロールはポリスチレンの純度が高いことが特徴です。
食品トレイにはポリスチレンペーパー (PSP)という素材が用いられていて、耐熱性を向上させるためにシートが貼り付けていることがあり、ポリスチレン以外の素材が混ざっていることもあります。
二つ目は、「発泡ポリプロピレン」です。発泡ポリスチレンと見た目は似ていますが、化学構造が異なります。
発泡ポリスチレンは90℃程度で溶けますが、発泡ポリプロピレンなら130℃までの熱に耐えることができ、耐熱性や耐油性に優れています。そのため、電子レンジで温めるコンビニ弁当の容器にはポリプロピレンペーパー(PPP)がよく使用されています。
3つ目は「発泡ポリエチレン」で、メロンやリンゴなどの果物を保護するためによく使われています。軟らかいのが大きな特徴で、網目状でお酒などの瓶を割れないようにするためにも用いられています。
事業用として出た発泡スチロールのゴミは産業廃棄物となり、指定の会社に引取りや処分を依頼するのが一般的な方法です。発泡スチロールを回収した産業廃棄物処理会社は、それを選別した後で溶かしてリサイクルします。
ゴミとして発泡スチロールが大量に出る場合は、発泡スチロール溶融機を導入して自分たちで処理している会社もあります。そうすることで、処分費用にかかるコストを抑えることができます。

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